デザイン学校を卒業後、
広告制作プロダクションに入社した私。
デザイナーの先輩で映画を
こよなく愛するOさんと出会いました。
Oさんの見る映画はマニアックな物ばかりで
特に映画好きでもなかった私は
いつもチンプンカンプン。
同期で入った3つ年上のデザイナーも映画好きだったので
いつも映画の話しで盛り上がっていてうらやましく
私も少しマニアックな映画を観に行ってみることに。
最初に行ったのは忘れもしない
「クライングゲーム」という映画。
異色な展開とストーリーにのめり込み、
まったく男前でもない主役の男優に
最後はほれてしまっていました。
メジャーじゃない映画も面白いなと
その後から映画を見に行くように。
大阪で言うとテアトル梅田や
パラダイスシネマ(現:シネマート)
シネ・ヌーヴォで上映されている映画。
ただマニアックな物は当たり外れがすごい!
そこが魅力だったりするんだけど。
映画マニアのOさんが当時行き着いたのが
アンドレイ・タルコフスキーの「ノスタルジア」
レンタルにも置いてないので
ビデオを貸してもらいました。
男が砂嵐の中5分ぐらい歩いているだけのシーンなど
台詞も少なくふしぎ~な映画。
当時は何も感じなかったけど、
何年か経ってから見ると深いなぁ~と
感じ方が変わり、今では好きな映画の一つです。
むかし意味が分からなかったけど、
自分が成長すると理解できる映画が多いのが
マニアックな映画なのかな。
そのおかげ(せい)で
マニアックな映画ばかり観るようになった私。
マニアック仲間がいるうちは良かったものの、
今は娘の友達の母親などが友人なので
映画の話しがまったく合わず…
旦那もメジャーな映画しか見ないので
マニアック映画孤立状態。
そんなこんなで今では誰にも聞いてもらえない
映画に対する思いの丈を
ちょくちょくブログでしていきたいと思います。